オフィスの華には毒がある

主任とお幸せに、って、なによ……と思いながら、悲しい気持ちが込み上げる。


『好きになる資格がない』という主任の台詞が同時に思い出されて。


お幸せに、もなにも。


わたしは主任に好きになんて、なってもらえないみたいよ。

主任には、なるべくしてなった、一緒に少しずつ階段を登るように関係を深めた相手がいるんだよ。

そんな人に、ピンチから救われたくらいで、気になって気になって。


……好きになる前から振られているのに。


なんで、斉木くんはそんなことを言うの?


もう、ぐちゃぐちゃだ。


認めたくないけど、わたしは主任が好きなんだ。助けてくれたあの時から、きっと。


そして、主任には好きになってもらえない。