オフィスの華には毒がある

「……」

「……」


あれ?なにこの沈黙。


!!!
まさか。
わたしの、『酔うとどうしようもなくなる』っていうこの間の嘘を、信じてる?
いや、あれは口からでまかせで……でも、それを信じて今黙り込んでるっていうことは……さっきの塩井くんじゃないけれどまさかわたしに襲われる、とでも??


自分で勝手に思い付いた妄想の内容に傷つくとか、我ながらややこしいんですけど。


「主任、警戒しなくても大丈夫ですよ」


言いながら何なんだこの悪い女みたいな台詞は、と思う。


「……ケイカイ?」


生まれて初めて聞きました、みたいな雰囲気を醸し出してくる主任。


「いや、ほら、だから、何て言うか……酔ってます、酔ってますけど、もう変なことはしませんから」


あああもうなに言ってんの、遠藤さーーーーん!(落ち着けわたし)