オフィスの華には毒がある

「わかりました」


とりあえず、精一杯微笑んでその場をあとにする。


あーーーーむかつく。


だからお前は良い歳して、チェリーボーイなんだよっっっ(想像だけどね!)


何だか気持ちが収まらないので、ちょっと頭を冷やしてこよう。


フロア内ではなく、1階ロビーにある喫茶スペースまで足を伸ばすことにする。


普段煙草を吸うなどして、ちょっと一息つくようなタイミングのないわたしに、これくらいの自由は許されるはず。



喫茶スペースと言っても、自販機が5台集結していて、その中のコーヒーマシーン的なものがちょっと香りが良くて美味しい、というだけのことで。



ぶ、ぶ、ぶ…………


落ちてきたカップに注がれるコーヒーを静かに待つ。