オフィスの華には毒がある

仮に、本当に斉木くんがわたしのことを好きになってくれていたんだとして。


周りがバカにするから、その想いを隠して一緒になって、むしろ率先してバカにする。

……それって、恋なんだろうか。


「だけど、チャンスかもしれないと思って。あいつらとの友情と、那奈さんへの想いを両方ともかなえる、っていうか……」


なにそれ?という思いを込めて、斉木くんの横顔を見る。


「あいつらに合わせて、″年上とかありえねーよなー″って言っておく、だから、落とせるかの賭けを持ち掛ける、いざ接してみたら意外とかわいいぜ、なんつって、あいつらに笑われつつも、那奈さんと付き合う……っていう、壮大な俺のプロジェクト……だったんですけど」


そうだいな ぷろじぇくと ???


頭の中に大きなクエスチョンマークが浮かぶ。