「どうしちゃったの、景斗、おかしいよ」
声が震えてしまった。頬が熱い。動揺が隠せない。
「嫌かな?」
なおも耳元で囁く景斗にどきりとして、首が竦まってしまう。
それを拒否と受け取ったのか、景斗の表情がまた少し暗く曇る。
嫌なんかじゃない。
私は景斗の顔を恐る恐る見上げながら、小さく首を横に振った。
彼の胸元を押し返している手の力を緩めると、私と彼との距離がゼロになった。
じんわりとした景斗の温かさに包まれながら、そっと彼の鼓動に耳を済ませる。
すごく――速い。
違う、これは私の鼓動だ。
景斗も私の身体からこの高まった鼓動を聞いているのだろうか。
だとしたらすごく恥ずかしい。
胸の中でおとなしくなった私に、景斗は安心したようにフフッと息を溢す。
また吐息が耳元にかかって、私の身体がびくりと跳ね、「んっ……」と声を漏らしてしまった。
「ごめん、くすぐったかった?」小さく謝る景斗。
少し掠れた感じの柔らかな声が直接耳に注がれて、こんなどうでもいい台詞にさえ身体が反応してしまう。
「……もう、お願いだから喋らないで」
「……ん??」
胸を埋めながら弱音を吐く私に、景斗は不思議そうに聞き返す。
「黙ってて」
「……分かった」
黙る代わりに、景斗は手に力を込めた。
ぎゅっと、だけど優しく。
私の身体が隙間なく包み込まれる。
私と彼がぴったりとひとつになって、それはすごく気持ちが良い。
声が震えてしまった。頬が熱い。動揺が隠せない。
「嫌かな?」
なおも耳元で囁く景斗にどきりとして、首が竦まってしまう。
それを拒否と受け取ったのか、景斗の表情がまた少し暗く曇る。
嫌なんかじゃない。
私は景斗の顔を恐る恐る見上げながら、小さく首を横に振った。
彼の胸元を押し返している手の力を緩めると、私と彼との距離がゼロになった。
じんわりとした景斗の温かさに包まれながら、そっと彼の鼓動に耳を済ませる。
すごく――速い。
違う、これは私の鼓動だ。
景斗も私の身体からこの高まった鼓動を聞いているのだろうか。
だとしたらすごく恥ずかしい。
胸の中でおとなしくなった私に、景斗は安心したようにフフッと息を溢す。
また吐息が耳元にかかって、私の身体がびくりと跳ね、「んっ……」と声を漏らしてしまった。
「ごめん、くすぐったかった?」小さく謝る景斗。
少し掠れた感じの柔らかな声が直接耳に注がれて、こんなどうでもいい台詞にさえ身体が反応してしまう。
「……もう、お願いだから喋らないで」
「……ん??」
胸を埋めながら弱音を吐く私に、景斗は不思議そうに聞き返す。
「黙ってて」
「……分かった」
黙る代わりに、景斗は手に力を込めた。
ぎゅっと、だけど優しく。
私の身体が隙間なく包み込まれる。
私と彼がぴったりとひとつになって、それはすごく気持ちが良い。



