『残念でした、冬香ちゃん?
俺はそれを聞いて、更に冬香ちゃんのこと好きになった!』
え……どうして?
今の話のどこを聞いたら、好きになれるの?
私は彼の言葉に、彼の想いに疑問を抱く。
『俺、言ったでしょ?
冬香ちゃんのこと、知りたいって。
冬香ちゃんには言いにくいことだったかもしれないけど、それでも俺に話してくれてありがとう。
冬香ちゃんのそういう一面も教えてくれて、ありがとう!』
いつもなら、彼の告白は嫌だった。
ううん、彼と話すのさえ苦痛だと思っていた。
でも、そんな彼に“ありがとう”と言われて…
ううん、私の方こそ、こんな醜い私を知っても、受け止めてくれて嬉しい。
“ありがとう”と言われて…私の方こそ聞いてくれて、引かないでくれて、ありがとうと彼に言いたいー…
『……ありがとう、秋也君』

