『でもさ、冬香ちゃんが前に進めないとハルも親友ちゃんも教室で笑えないんじゃない?』
『………え?』
私が前に進めないと、ハルと夏美が笑えない…?
『だってさ、冬香ちゃん、自分が思ってる以下だよ、その笑い方』
……私が思ってる以下の笑い方…?
それって、私が上手く笑えてないってこと…?
それはつまり…ハルと夏美の背中を押しておきながら、ハルと夏美に心配かけてるってこと…?
『……なんで、そんなことをあなたが分かるのよ?』
『俺が冬香ちゃんのことを好きだから』
真っ直ぐな瞳で、真っ直ぐな想いをぶつけてこないでほしいー…
『俺、結構冬香ちゃんのことなら知ってるよ?
多分ハルや親友ちゃんより、ずっと冬香ちゃんのこと知ってる』
ハルや夏美より…?
そんな比べても仕方ないことだけど…
『だって、俺は冬香のこと、知りてーもん!
そしたら俺はもっと冬香を好きになる!』
……心の奥深くで、ドキン、そう鳴った気がしたー…

