ヒーローになりたかった

何でこんな目にあう人がこの国には多いんだ





「ねぇ、ねえってばぁ!!このバカ和泉!!」


「なんだよ!声デカイっ!!」





1人、シリアスシーンをやっていたというのにいつの間にか隣に来ていた鈴章は何か用事があったのかずっと呼んでいた

シリアスシーンだったため、無視していたが流石にもう無理だ、だから鈴章の方に顔を向けた


気付いたことに安心したのか、表情が少し柔らかくなった





「・・・あそこの、買ってくる」


「了解」





そんなことのために俺をずっと呼んでいたのか、なんかツンツンした奴と思ってたけどいい子のようだと考察をしている間に鈴章の背中は人混みの中に消えて行った


1人になった俺は周りを見回す



必ずと言っていいほど目につくのは数メートルおきに貼られている紙


簡単に言うと指名手配の紙
フュータルナの顔が割れているメンバーの名前と人相書き