ヒーローになりたかった

これは、ヤバイ。
反応が遅れたせいでうまく防げなかった


さっきと違って手に痺れが残ってる
相手もチャンスと思ったのかクツクツと笑っている


ひとしきり笑ったのか俺の方にレイピアの先を向けた





「もったいないです、貴方なら国軍の上級に行けたかもですよ?」


「結局はカモだろ?」





そうですね、その言葉とともに来る女の攻撃は手の痺れとも、戦いながら何度もなんども鉄同士がぶつかる音を響かせながら防ぐ


鈴章の方はあの悲鳴以来大丈夫そうだ
男の断末魔が嫌という程聞こえてくる、逆の立場だったらきっとこの男どものトラウマレベルの悲鳴が聞こえて俺だったら隙を見て逃げてるかもななんて、命がかかっているというのにどうでもいいことを考えている俺って