【完】翼をくれたキミ

「下向いてちゃ何も変わんねぇぞ?強くなりたいと思わねぇのか?」



隼斗のそんな言葉が胸に響く。



「…強くなりたい。」



「だったら最初からそう言いや良かっただろ?」



隼斗のそんな言葉であたしは泣きそうになってしまったけどグッと涙をこらえた。



「もう一回言う俺等の仲間にならないか?」



「あたし…強くなりたい。あたしを仲間にしてください…。」



あたしはそう言ってみんなを見ながら頭を下げた。