【完】翼をくれたキミ

そんな人たちが身近にいたなんて。



思っても見なかった。



「俺等のことを紹介する。俺は翼龍の総長九条隼斗」 



隼斗は椅子に座りながらそういう。



それからもみんなから自己紹介された。



副総長は郁哉。



「俺は、幹部の如月優馬(きさらぎゆうま)」



茶髪の目が鋭い男は優馬と言うらしい。



「俺は、椿虎太郎(つばきこたろう)皆からはコタって呼ばれてる!」



赤髪の元気な男は虎太郎と言うらしい。



「僕も幹部なんだ。」



悠李はそう言った。