【完】翼をくれたキミ

「テメェ…女だからってなんでも許されるわけじゃねぇんだよ!」



「だったら?じゃあ手上げれば?」



あたしはフッと笑ってそう言う。



殴られたって痛みも何にも感じないんだから。



でも、あんたが手上げても世間にはあんたが悪者にされるだけだけどね。



「…チッ、馬鹿馬鹿しい」



男は、そう言ってあたしの目の前から消えた。



ほらね。手あげることなんか出来ないくせに。