【完】翼をくれたキミ

久我レイトは待ってましたとでも言うように隼斗の前に立った。




「テメーなんのつもりだ?」



隼斗はドスの効いた低い声でそう言う。



その瞬間、あたしは母親に引っ張られ首にナイフを当てられる。



「動くとコイツの事ぶっ刺すわよ?」



「離しなさいよッ…!」



あたしがちょっと動くとナイフを首がかすった。



血がポタポタと垂れる。



「美麗…!!」



みんながそう呼んでくる。