【完】翼をくれたキミ

あたしは訳がわからなくてボーッと突っ立っているとします可愛い男の子があたしに声をかけてきた。



「昨日の黒スーツの男の正体知りたいんでしょ?」



昨日の黒スーツの男…?



あたしは、一瞬わからなくなって首を傾げる。



「昨日、死ぬの止められたでしょ?」



そう言われ、そういえば…



昨日の男に俺の正体知りたかったらまた海に来い的なこと言われてたんだっけ…。



すっかり忘れてた。



興味なんかなかったけど。



「あたしを男の元に連れて行くの…?」