【完】翼をくれたキミ

お母さんは耐えられませんでした。



もう、お父さんと一緒に暮らすことは。



離婚したいと言ったときお父さんは世間体を気にして全く聞く耳を持ってくれなかった。



もう私達には愛なんてなかった。



もうお父さんと暮らすのは限界だと思い、この方法にさせてもらいました。



郁哉だけには謝っておきたくて手紙を書きました。



ごめんなさい。郁哉。



幸せになってください。