でも、いつからだろうか。



母さんが重く悩んでいたことを。



俺と親父は知らなかったんだ。



ある日、親父は嬉しい顔をしながら家に帰ってきた。



『あなたそんな笑顔でどうしたの?』



母さんがそう聞く。



『イタリアのブランドの社長をやらないか?と話が来たんだ…!!』



親父が見せてきた紙を見るとそのブランドは世界で人気のブランドでなんで親父に話が来たのだろうと思ってしまった。