【完】翼をくれたキミ

あたしはフラフラした足取りで繁華街へやって来た。



もう、どうでも良くなってきちゃったよ…。



『あんたなんかいらない子』



そんな言葉は小さい頃から言われてきた。



でも、ちょっとだけ期待してたの。



あんなこと言われたら自分の存在価値がないって自覚したような物でしょ。



「美麗さん…?」



あたしの耳に聞き慣れた声が聞こえた。