【完】翼をくれたキミ

☆☆☆



それから1週間たったある日あたしの携帯に電話がかかってきた。



『…もしもし。』



『今日、一人で王牙の倉庫に来い』



電話の相手は誠だった。



とうとう、この日が来てしまった。



あたしは、それから何も言わないで電話を切って王牙の倉庫に向かう。



カッターナイフをバッグに忍ばせて。



「美麗、やっぱり来てくれたんだね。」



「この前も言ったわ。もう王牙には戻らない。」



「…俺はそんな言葉が聞きたいんじゃねぇよ。」