【完】翼をくれたキミ

嘘。



誠は元々あたしがどこに逃げたかなんて分かってたんでしょ…?



あたしは誠から逃げられない。



「隼斗達には、なんにもしないで…。」



みんなにだけは迷惑を掛けたくない。



「随分とアイツらの肩を持つんだね。もうヤっちゃったの?」



あたしの耳でそう囁く。



気持ち悪くてゾクッとする。



「近寄んないでよ…!!」



「昔のこと話したらアイツらはなんて思うかね?」