「お前らだって王牙の奴らが只者じゃねぇってことは分かってるだろ?」



平気で銃とか使うやつだ。



まだ暴走族の俺等にはそれはキツいことだ。



「隼斗!王牙の総長から電話が来た」



郁哉が俺に電話を渡してくる。



『…翼龍の総長さん』



「小田島誠(おだじままこと)…美麗はどこだ。」



『俺の近くで可愛い寝顔で寝てるよ』



「テメェふざけんじゃねぇ。」