片手に乗るほど、小さくてへそのおもついたままだった。
猫に詳しい瑠璃が驚きながら、
「このこ達、まだ生後三日だよ!?なんでお母さんと離れてるの??」
この猫は生まれたばかりの赤ちゃんだった。
普通なら猫はこんなに小さい時は母猫とずっと一緒のはず。でも、
周りにはこのこ達の親らしき猫は、一匹もいなかった。