視力悪いから

気づくと俺は彼女にキスをしていた



ゆっくり離れて彼女を見ると驚いたような表情をしていた



「ごめん。なんか……我慢できなかった」



“なんか……”ってなんだ



そんなんでキスしていいはずない



でも自分でもわからない



「……どういうこと……」



彼女の目は潤んでいて今にも泣き出しそうだ



「ごめん。本当ごめん。嫌だよな、好きでもない奴にキスされて。本当ごめん」



しかし彼女は予想外の反応をした