匿名希望さん、こんにちは。



「私の好きな人は、匿名希望さんだよ。



…そして、大浦君だよ。」

笑顔で言う遠山さんに、俺は驚きを隠せない。



「え、……本当に…?」



「私も、匿名希望さんが大浦君だなんて思わなかったけど、
両方好きになっちゃって悩んで…。


もしここに大浦君が来て、匿名希望さんが大浦君だったら、告白しようと思ってたんだ。」



「じゃあ、朝言ってたのって、俺のことだったんだ…」


「うん!」


「ヤキモチ焼いてかっこわりー…」


俺はなんてバカなんだ。


「…織絵…」

ニコニコ笑う遠山さんが可愛くて、愛しくて、俺は抱き締めた。


「……大浦君…?」



「俺、ここで織絵に会えて良かった。
ブログで会えて良かった。
励ましてもらえて良かった。



思えば、織絵もおりひめも、
まっすぐなところ、まったく一緒だ。



…大好きだ。」



「私も大好きだよ。」



織絵、ありがとう。
俺自身を好きになってくれて、ありがとう。








番外編 END