「もう!大浦君笑わないで!」
遠山さんの顔はもう真っ赤。
「っていうか遠山さん、よく裏庭の存在知ってたね。」
「大浦君こそ。」
「まーな。落ち込んだりした時はここでよく寝転んでんだ。」
「大浦君…、なんかあったの?」
やば…。俺の黒歴史は遠山さんに聞いてもらうようなことじゃない。
「なんでもねーよ。それより、葉山のこと好きなの?」
話題を変えようと、俺はまた意地悪な質問をした。
「ち、違う!!…っていうか、恋とかわかんないよ…」
「…そっか。」
「…大浦君は?」
ザアッ…
…風が、優しすぎてまた空がにじんだ。
「…俺も、よくわかんない。」


