「はい、これ。ごめんな。
遅くなって」



先生の電話番号もメアドも
知らなかった私に、
それを書いた紙を渡してくれた。




「ありがとう・・・」


さっきのキスで顔が赤い。
それにまだ緊張してて
先生を見つめることなんて出来ない。



先生でいっぱいにしたい。



窓から見える星は
キラキラしてて嫌な事も忘れられた。



もう絶対、歩夢に心を
奪われてしまったんだ!って思ってた。



憎かった心は、女の僻み根性かな?
そう思うと自分が怖かった。