「んっ……」

私は柊に抱き締められる形で目が覚めた

柊を起こさないようにそっとベッドから出て服を着る

私は少しほっとしていた

だって今柊が起きてたら恥ずかしくてベッドから出られなかったからね

さすがに裸は恥ずかしい……


歯を磨こうと思って洗面所に向かうとそこにはお母さんがいた

「おはよう、お母さん」

「あらっ!起きるの早かったのね」

ん?そんなに早かったのかな??

今何時かわからない私はちょっと疑問に思った

「今何時?」

と聞くと

「6時よ

ふふっ、昨日はラブラブだったのね~」

6時か~
思ったより早かったかも……

てか、ラブラブ?

「???」

ラブラブの意味がわからないでいる私に

「ふふっ
ここよ、ここ」

とお母さんは自分の首筋を指差す

首筋……?
首筋……………

あっ!!

バッと私は自分の首筋を手で隠した

思い出した……!!
柊に昨日キスマークをつけられたんだった!

「……っっ……、み、見た?
お母さん?」

「えぇ
ばっちりと」

うわー!!
恥ずかしすぎるよ!

「 ~~っ!」

恥ずかしすぎて言葉がでないでいるとお母さんは

「そんな気にしなくていいじゃない~

それより明日香、今日は出掛けるから支度しといてね?」

そう言った

「え?
どこ行くの??」

「ふふっ
秘密よ~

楽しみにしててね~」

どこに行くのか不思議に思っていて
恥ずかしさを忘れた
私に
お母さんは悪戯っ子のような表情をして笑っていた

ん~?
ほんとにどこに行くんだろう?