「あぁ、やってみるよ…

ありがとな
俺はお前らに会えて良かった」

ニカッと笑った大河は私達にそう言った

「あぁ、
私もこの組を潰さなくてよかったよ

大河、なにか困ったことがあったらうちの組にこい……

力になる

ね、柊?」

私は振り返ると

「あぁ」

少し笑いながら了承してくれた


私も柊も
今の大河には力を貸してもいいかもと思ったんだ……

そんなことを私は思いながらフッと自然と笑みが浮かんだ

「わかった
いつか永崎組が変われたら俺もお前らにこの恩を返すな!」

決意に満ちた大河が笑いながら言った

その言葉を聞いて
私と柊は永崎組を出た