「明日香………?」 「あぁ、柊か……」 廊下を歩いている時に誰かに声をかけられ振り向くと柊が少し困惑した顔で私を見ていた。 多分私の顔が酷いのだろう。 自分でもさっき鏡を見て若干驚いた。 顔には表情がなくなっていたんだ。 「明日香、 用意ができたら声をかけてくれ こっちはもう準備ができた」 「わかった」 柊は私の返事を聞いた後その場を去った。 私は柊の姿が見えなくなった後に組長がいる書斎に向かう。