また鍵の掛かったショーケースには、1750年代製のアマティや1740年代製のストラディヴァリウスなど、名器と言われるヴァイオリンのレプリカも並んでいた。
貢は「弾いてみるかね?」オーナーに言われヴァイオリンを手にし恐る恐る奏でてみる。
レプリカとはいえ、その輝きや光沢、透明感のある豊かな音色に驚き、感動で声が出なかった。
オーナーはヴァイオリンをショーケースに戻し鍵をかけながら、詩月に「君はピアノとヴァイオリン、どちらを弾くんだね?」と尋ねた。
普段から詩月の母親がヴァイオリン教室の楽器をメンテナンスしてもらっていたり、詩月自身もピアノとヴァイオリンのメンテナンスをしてもらっていることもあり、オーナーは詩月の弾いているヴァイオリンが、母親から譲り受けた年代物の名器だと知っているからだった。
詩月のヴァイオリンは透明な輝く音に加え、高音部はともかく低音部の重厚さは同じ楽器から出ているとは思えないほど怪しい響きを持つと言われる、イタリア製のオールドヴァイオリン。
扱いの難しい名器だ。
オーナーは実力チェックで聴いた詩月のヴァイオリン演奏もピアノ演奏も、どちらも捨てがたいと思ったようだ。
が、詩月は郁子が副専攻にビオラを専攻してはいるが、ピアノほどには弾けない旨を知っていて自分はヴァイオリンを弾くと静かに答えた。
貢は「弾いてみるかね?」オーナーに言われヴァイオリンを手にし恐る恐る奏でてみる。
レプリカとはいえ、その輝きや光沢、透明感のある豊かな音色に驚き、感動で声が出なかった。
オーナーはヴァイオリンをショーケースに戻し鍵をかけながら、詩月に「君はピアノとヴァイオリン、どちらを弾くんだね?」と尋ねた。
普段から詩月の母親がヴァイオリン教室の楽器をメンテナンスしてもらっていたり、詩月自身もピアノとヴァイオリンのメンテナンスをしてもらっていることもあり、オーナーは詩月の弾いているヴァイオリンが、母親から譲り受けた年代物の名器だと知っているからだった。
詩月のヴァイオリンは透明な輝く音に加え、高音部はともかく低音部の重厚さは同じ楽器から出ているとは思えないほど怪しい響きを持つと言われる、イタリア製のオールドヴァイオリン。
扱いの難しい名器だ。
オーナーは実力チェックで聴いた詩月のヴァイオリン演奏もピアノ演奏も、どちらも捨てがたいと思ったようだ。
が、詩月は郁子が副専攻にビオラを専攻してはいるが、ピアノほどには弾けない旨を知っていて自分はヴァイオリンを弾くと静かに答えた。



