「うん。その笑顔。俺の大好きな明日香の笑顔だ。」

「お前なに言ってんだよ…」

「へへ、似てたー?」

「にーてーなーいー」

「えーっ」



明日香には悔しいから、
同じことを思ったことは言わないでおこう。


その代わり、今日はたくさん抱きしめてやろう。

たくさんキスもして、
何かアクセサリーを買ってやろう。


明日香はアクセサリーより食いもんの方が喜ぶかもしれないけど、
離れてたらやっぱり心配なんだ。俺だって。

だから俺のものだって、指輪とかなんかそーゆーやつで、皆に見せときたい。



絶対、明日香以上にこの距離に心配してるのは、俺だ。