目隠しを外された場所はまた個室。


ドアもあるし、鍵も内側からしか掛けられない構造だ。


あるものは
ベット、トイレ、お金が入ったケースそしてクローゼット、スピーカー
それだけだ。


《これから第二ラウンドが始まります》

スピーカーから流れる声。
さきほどとは違う男の人の声だ。


《クローゼットに衣服と武器を用意しました。人によって入っているものが違います》


私はクローゼットを開けた。
そこには…

真っ赤なバラがついたドレスと、髪飾り…

そして、ケースがあった。
ケースは先ほどより大きくて何が入っているのかは予想もできない。


ケースを触るが開かない。
どうやって開けるんだろう?


《ケースのキーは皆さんが部屋を出て閉めてから勝手に開くようなってます》

ハイテク!笑


《しかし、閉めてすぐは入れません。
まずは食堂で皆さんとともに面会し、仲良くなってください。それ用の衣装ですので今すぐ着替えてください》


面会って…
もしかして他の人に会うってこと?!

なんか、気になるな。

私みたいに連れてこられた人がいるってことだよね?!

どんな人なんだろ。