「なぁ、彩ー。」

「んー?」

「デートしたい」

和くんは何でも素直に言う。

恥ずかしいって言う言葉知らんのかな、ってたまに心配になるぐらい(笑)

「えーよ。学校終わったらどっか行く?」

彩らは学校の第一図書室でサボりよった。

「今から行こや。どーせ授業受ける気ないんやし。」

それもそーか。
時間もったいないもんね。

「そーやね。」

彩と和くんは門を抜け出して近くにある駅に向かった。