和くんへ。

「和徳、こっちこっち」

和徳…
女の子が和徳を呼ぶ声が聞こえた。

まさか。
史華ちゃんやないよね?
違うよね?

彩の胸はドクドクしよった。
不安が体中を駆け巡る。


「まてや史華」




この声…

まちがいない。
和くんの声や………

しかも相手は史華ちゃん。

なんで…
なんでなん…

なんで和くんは彩の彼氏になったん!

その場で泣きそうになった。

しかも、屋上の入り口のとこに史華ちゃんと和くんおるし…

はよこの場から立ち去りたいのに…

2人に見つからんように頑張って隠れとったつもりやった。


「あ…彩…」