和くんへ。


和くんは彼氏でも友達でも和くんやって思えた。

おりやすくて、気があって。




「和くんの髪の色ライオンの色に似てない?」

「はぁ?(笑)ライオンやか言うのお前だけじゃ、あほ」

こーんな話ばっか。

ばか、あほって言い合える関係が付き合ったら壊れるかもって思いよったけど、和くんは変わらんね。

「彩は違う色にせんの?」

彩の今の髪の色はキャラメルっぽい色。

確かに。今の色は飽きた。


「ライオン色にしよかなー。和くんどれで染めたん?」

「あー、俺んちまだ余りあるよ。染めたろ。家こいや。」