「この三つ編み解いて、友達たくさん作っても好きになってくれない?」 往生際が悪いな、私……。いい加減諦めようよ。 「……おまえはなんか勘違いしてる。俺はお前が地味だから幼なじみとして好きにならないと思ってんの?」 「え……うん…」 すると郁也は私の三つ編みを解いた。 「ちげーよ。この三つ編みをとっても好きにはなれない。」 「あ…………」 外見じゃなくて内面から嫌いだったのか、郁也は。