中学時代、いじめられてはないものの、あんまり喋れない性格のせいか友達は少なかった。




そして郁也とは……



「郁也、帰ろ」



「……あぁ。」




素っ気なかったものの、まだ登下校はしていた頃だった。




そんなある日のお昼休み、私はなんとなく屋上に出た。





するとそこには……




「……ひっく…」




泣いている男子がいた。