「なんか俺の部屋が見えるのって変な感じだな。」 窓越しにある自分の部屋を見て郁也がつぶやく。 「ま、とりあえずそこ座れ。」 郁也の指定された場所に座ると、三つ編みを解かれた。 「なんで今日髪型変えるって言ってんのに三つ編みなんかしてるんだよ。」 「ご、ごめん。ってか、郁也が全部やってくれるの?」 「あぁ。俺に任せるの不安か?」 郁也にそう聞かれブンブンと首を横にふる。