「なんだそれ。結局俺の恋はずっと前から叶ってたのかよ。」




「そうだね……郁也も鈍感なんじゃない?」




私がそう言うと郁也は私に軽いゲンコツをおとした。




「バッカ。おまえにいわれたくねぇよ。」



「暴力反対!」




ゲンコツされた部分はあまり痛くないけど、少し頭を抑えてみる。




「でも、まぁ…最後はお互いの気持ちを伝えれたし、いいか。」