窓を開けると郁也は口を開いた。
「親に合コンのことチクるのやめてくんない?俺のことなんも知らないくせに。」
チクるというか……まぁ、あれはチクったことになるのかな。
「ごめんなさい…」
私がそう謝ると勢いよく窓とカーテンは閉められた。
久々にこうやって部屋同士で話した。
私もそっと窓とカーテンを閉めてベッドに飛びこむ。
複雑な気分だな……幼なじみに嫌われてるって。
もういいや、とりあえず今はもう考えない。
考えれば考えるほど辛くなるから。
そっと目を閉じて私は眠りについた。
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