「きゃっ」 郁也は自分の手を私のおでこに当てた。 な、なに?心臓がおさまらないんだけど。 「熱…まだあるか……」 「へ?熱?」 そういえば体がだるい気が…… 「お前昨日熱あったんだよ。ったく、海で風邪引いたんじゃねぇの?」 なんか、今の郁也ふつう?距離置かれてないよね? 「よかった……っ」 ポロポロ涙が出てくる。