何気なく郁也の部屋を眺めてると、

私の部屋のカーテンも郁也の部屋のカーテンも開いてたらしく、パチリと目が合う。



「っ」



思わず目をそらすと郁也は普通にこっちに歩いてきてカーテンを閉めた。




「………」




私もカーテンを閉めようと窓に近づくと、郁也の部屋のカーテンがシャッと開いた。



え、なに?




そして郁也の部屋の窓が開き、バンバン私の部屋の窓が叩かれる。



「な、なに?」