「なっ!凛!悠輝!」



「あ、熱くねーし/////」



なんて言いながら4人で学校へ行った



教室に入り、いつもと変わらず授業を受ける



陽向が転校することは先生、私、凛、悠輝の4人しか知らない



陽向が言わないでほしいと先生に頼んだらしい



授業中、先生の黒板に書くことを必死にノートに写していると



ーぽん



なに?…紙?



飛んできた方を見ると陽向が人差し指を口にあてて口パクで“よんで”と言ってきた



もー…、陽向の奴、授業中に何やってんの?



陽向の言う通り小さく折りたたまれたノートの切れ端を開くと



『俺が居なくなっても泣くなよ』



と、書いてあった



陽向の方を見ると ニカッ と満面の笑みでこっちを見ていた



私もノートの端を破り



『泣かないよ!』



と、書いて陽向の机に置いた



そして陽向の真似をして ニコッ と笑った



そんな私を見て陽向がボソッと



「絶対泣くだろ」



なっ!



「泣かないし!」



私もボソッと言い返してやった



泣かないよ。…多分