『それ俺のためでもなんでもないから。重い』 冷たい目、感情のこもっていない言葉。 その冷たさとは裏腹に、太陽からの眩しい光は、とても暑かった。 『つか、お前のこと好きな奴なんていねえよ』 重いのは分かった。彼のためではなく自分のためであったことも分かった。 彼が自分のことを好きじゃないことも分かった。 たとえ、好きじゃなかったとしても、人にいう言葉ではないと思う。 中3の最後の夏、暑く、眩しい光のなかで。 その言葉は、大きな傷となる。