そこにいたのは、身長がすごく高くて 染めただろう茶髪の毛を綺麗にセットしていた青年で。 "先生が遅いぞ、瀬川"と怒鳴る前に、 ああ、この人が瀬川くんなんだな、と目を開いた。 ダリィわ、とボソボソ呟きながら私の後ろの席についた瀬川くんは、私なんて目を向けずに不機嫌そうにしていた。 ホームルームが終わり、明日から学校生活が始まるのだけど、後ろの威圧感に押されて、私は不登校になりそうだ。 そんな私の不安を他所に、遠くの席のナツキは私に苦笑いを向けた。