「なに…?」

一瞬で消えたその光のようなもの。
見間違い…かしら?

暫くじっと
見えた辺りを見つめてみても
暗闇しかない。

きっと、気のせいだわ。

そう思って
視線を彼らに戻すと、
言い合っていた澄晴と木下君は
いつの間にか次に行く七不思議地点を
話し合っているようだった。

ついさっきあったことを忘れたのかしら…?
また変なことが起こらないといいけれど、はぁ。

いつものため息をついて、
四人の元に向かった。