勿論私は関係ないし、 そもそも澄晴達が着いてくるから 一緒にいる様に見えるだけで、 仲良くした覚えも無いわ。 だから、 そんな澄晴の言葉を 風が吹いたように聞き流して、 横を通り過ぎようとしたら… ガシッ え なんか、 腕に感触があるんだけど、 気のせい、よね? 振り向くと、 キラキラした目で、 でもガッシリと私の腕を掴んだ木下君が ニコニコしながら口にした。 「俺、幽霊見たことないんだ!荒峰も一緒に行くよな!」 …勘弁してよ