「で?優羅は俺に何を調べさせたいわけ?」
「………森本真の居場所を調べろ」
「…調べなくてもいるだろー。
もうすぐ来るんじゃねーの?」
自信ありげに呟いた修司に首を傾げる
ーガラッ
「……………この前はどーも」
髪色を変えてメガネをかけた真がそこにいた
「…な?行っただろ?」
自慢げに微笑む修司にわたしは
「………修司、馬鹿」
とだけ呟いておいた
「………んだと?!」
「…………修司。いい加減にしろ」
ぎろりと修司を睨みつけた梓
「…………森本真。なんで桜牙を抜けた?」
「………あんなやつらと居たくないからな」
腕を組んでドアに寄りかかる真
「………あいつらはもう無理だ。
俺を戻そうとするのに莉琉を使おうとしている。そんなことをさせてたまるかよ」
ギリっと歯ぎしりをする真

