【完】CHESS-WHITE or BLACK-(誤字脱字加筆修正中P194まで修正完了済)





「無視しとけ」


けれど、哀の返事はそれだけだった


乃依は豆鉄砲でもくらったかのように呆然としている


「修司がなんかしたな、あれは」


梓が乃依をみてニンマリと笑みを浮かべる


「さっすがー、修くーん♪」


聞こえない程度に拍手する薫


「……………これからどうするかが楽しみだ」


優羅…いや、紅鬼がニヤリと微笑んだ


「……あ、あいー?」


「なんだ?」


「どうしたの?私、なんかしたー?」


なんかしてるじゃないですか。わたしに


なんて言えるわけもなく…


ただ、何も言わないで二人を見ていた


「なにもねぇよ」


やっぱり哀は素っ気なく返した