教室に入るが険悪な空気が漂う
それに気にすることもなく優羅は席に座った
さすが…総長
私も早く席につこうっと
梓の後ろについていく…
ーガッ!
「…あっ…」
こけるっ!
ーグイッ
「りーちゃん大丈夫ー?」
「あ、ありがと。薫」
「いえいえー!
りーちゃんが怪我しなくてよかったよ!」
満面の笑みだった薫の表情が変わる
「ねぇ、なんで今りーちゃんの足引っ掛けた?」
薫は無表情になった
「わ、そ、そんなの、してないわよ!」
かみまくりですよ
「薫、雑魚を相手にするなって」
呆れたようにため息をついた
「莉琉、席に座れ」
「……うん」
「あーもー、なんなの?このバカクラス!」
薫が叫ぶ
ごめん、薫。私も同じ気持ち

