校舎に入ると……


「じゃーなー!姉貴!」


手を振って修司と教室に向かっていった2人


私も手を振り返した


「俺たちも教室行こーか」


梓がめんどくさそうに頭をかいた


「あれから気まずいからね。教室」


私は苦笑してしまった


「………めんどくせぇから丁度いいだろ」


「あ、梓。私の鞄もう持つよ」


「大丈夫だから。教室まで持ってく」


「りーちゃんは何もしなくていいのー♪」


ね?☆とウィンクをする


でも…迷惑ばっかかけてるし…


「今、迷惑かけてるって思った?
俺たちは莉琉のことを
迷惑だなんて思ってないからな」


梓が前を歩きながら私にいった


「だから、そういうことを思わなくていい」


「ありがとう。梓」


なんか、安心したな…少し


迷惑な存在だろうに……